北欧家具と模倣
北欧家具などの職人を目指している人が学ぶ事の初歩として、模倣する事が挙げられます。
模倣と言っても悪い意味ではなく、先人が作った素晴らしい北欧家具などを真似て、同様の物を作る事によって、技術の向上などを目指す訳です。
しかし、図面を見てしまうと、あまり意味がなくなってしまうので、完成品を見るだけで作成していき、自ら、図面にも起こしていくのです。
その為、その様な作業でまず行うのは、採寸の作業になり、細かな所まで採寸し、図面を作っていきます。
そして、図面が完成すると実際に制作に入っていくのですが、採寸の段階をしっかり行っていないと、図面にも間違いが生じてしまうので、出来あがった家具は、模倣しようとした元の家具とは違った物になってしまうでしょう。
家具が完成したならば、元の図面と自分で起こした図面を見比べて見る事で、細かな部分の違いが見えてきますし、元の図面に近い程、しっかりと家具を見る事ができていた事にもなります。
この様な学習方法は、北欧家具などの世界に限らず、物作りをする世界であれば行っていると思いますが、模倣する様な物が少なかった時代で、北欧家具などを作ってきた先人達は偉大だと痛感させられます。
企業と学生
北欧のスウェーデン辺りの学生は、日本の学生とは一線を画している事が多々ありますが、北欧家具の専門学校などでは、企業から製品の依頼があったりもするのです。
その場合は、企業側がどの様なプロジェクトを考えているかを学校側に伝え、学生がそれに見合った案を考え、企業側に提出し、その中で一番良いと思われる物を企業が選び、提携して進めていくのです。
また、この様に外注の仕事ではなく、自らの稼ぎの為に働く事もあります。
北欧家具の発売展示会などに出す作品を、学生だけで考えて、運用するのですが、デザイン科と制作科がお互いに意見をだしあって、どの様な家具を作るかを進めていきます。
そして、この時に得た収入は学生の研修旅行などにあたられたりするのですが、つまり、売り上げが上がらなければ、自腹で研修旅行に行かなければいけないと言う事になり、逆を考えると売り上げが上がれば、無料で研修旅行に行けると言う事になります。
その為、学生といえども、遊び感覚は全くなく、しっかりとした仕事として挑むと良いますが、この様なシステムは素晴らしいと思いますし、出来る事ならば日本にも取り入れて欲しいところです。