北欧家具とデッサン

北欧地域のスウェーデンでは、北欧家具の職人になる為の専門学校があるほど、家具の職人は人気の高いものですが、家具職人になる為には、家具を作る勉強だけではなく、デッサンの勉強をしたりもします。

デッサンの勉強は、北欧家具の専門学校でも実際に行っている事であり、形を正確に把握する能力や創造力など、家具作りをしていく上で必要な能力を培う事が出来るのです。

デッサンと言っても、対象を出来るだけ忠実に描く物や、抽象的に描く物に、少し面白い物では、実際に専門学校で行っている手法らしいのですが、物を見えない様にして、手で触った感触だけで、デッサンする方法などもあるそうです。

さらに、デッサンを深く知って行く事で、色の勉強にもなりますが、出来の良い絵画などは色使いも美しい物で、その辺りは、北欧家具の世界にも繋がる物があり、如何に家具の出来が良くとも、色のセンスが悪ければ全く評価が変わってしまうのです。

この様に、デザインのセンスを磨く為にも、家具職人たるもの、絵のたしなみがなければいけないと言えるかもしれません。

北欧家具と売り込み

家具職人は、家具をつくる技術だけに長けていれば良いわけではなく、家具の売り込み方も知っていなければなりません。

スウェーデンの北欧家具専門学校では、家具を作れる人間を育成するだけではなく、北欧家具の「職人」を育成する為の学校であるために、その辺りの家具の売り込み方も授業に入っていると言います。

北欧家具などを購入する人は、家具のデザインだけではなく、デザインした人物や、木材など様々な事を知りたがる人が多いので、その時に拙い説明では、購入者側からすれば、職人を信用出来なくなってしまい、家具の出来自体にも疑問を持ってしまう恐れもあります。

そして、どの様な販売でもそうですが、ただ待っているだけでは、誰も購入していかないので、商品を購入者に売り込む為の能力も、北欧家具職人としての能力なのだと思います。

ひとつの説明を例としても、「この椅子は、座りやすいですし、デザインも良いです」と言う説明では誰も興味を示してくれませんので、「この椅子は、スウェーデンの近代家具の巨匠、カール・マルムステンが、1917年に作品展を開いた時に展示したもので、家庭内の美をテーマとしているので、デザインと共に機能性にも優れています」の様な説明をすれば、少しは興味を持ってくれると思います。